オメガ(OMEGA)
1848年にルイ・ブランがラ・ショー・ド・フォンで時計組み立て工房として創業した。
当初はエスタブリールだったが、工房を受け継いだ息子達により1894年、最高到達点と評価された
キャリバー「オメガ」が開発されたことで、マニュファクチュールとなりました。
1940年には市販品初のクロノメーター搭載モデルを開発し、創業100周年の1948年、現在も不動の
人気を誇るシーマスターが開発されました。シーマスターは現在の主要モデルの元となっています。
1965年、オメガの名声を確固たるものにする事件が起こります。アメリカ航空宇宙局の公式時計に
スピードマスターが採用、アポロ11号の月面着陸計画に使用されたことで、始めて月に降り立った
腕時計となりました。採用テストの際に用いられたのが、市販の機体だったこともオメガの技術力を
世界に知らしめる助けになりました。
世界恐慌の不況やクォーツショックの影響にも負けず、スイスの時計産業で重要な位置を占め続け、
現在はスウォッチグループとなった共同体の中心として、進化し続けています。
1932年からはオリンピックの公式計時を担当するようになり、それは現在まで続いています。他に
陸上競技や水泳競技の大会にも使用され、スポーツシーンにおいてもなくてはならないブランドと
なっています。また、映像作品でも取り上げられ、007シリーズではジェームズボンドが身に着け、
日本ではウルトラ警備隊が正式採用しています。